マイコンの重要性
問題点:マイコンは容易に止まる、機能しなくなる?
専門家の常識 = "マイコン"は簡単に止まってしまう物である
一般人には、トンでもない非常識
MCU(マイコン)の重要性と見過ごされた問題
現代社会を陰で支えている電子技術の一つにマイコンがある。パソコンの様にコンピュータとして使われるのではなく様々な機械に組み込まれていて機械の頭脳として働いている。今や組み込みマイコンが使われていない器具、機械、装置を見出すほうが難しい。時計、携帯電話、エアコン、洗濯機、電気釜、自動車、エレベータ、新型の電気メーター、家庭電化製品、工業用機器、観測用機器、から人工衛星まで、当に現代社会を支えていてくれている。
しかし、このマイコンは、その機能ゆえに実に困った性質を持っている。それは誤動作をすることである。マイコンも製品であるから、寿命もあり壊れもする。しかし、これは複雑な機械であればどれでも起きる現象であるが、誤動作をすることが大きな問題となることがある。誤動作とは、起こしてはいけない動きをする、停止していて動いて欲しいのに何もしてくれない等の様々な異常が起きることをいう。
このマイコンの誤動作は、社会の様々な場面で問題となってきている。自動車、エレベータ、モノレールなどで色々な対策がとられているが、具体的な規格化までには至っていない。マイコンが誤動作すると、どの様なことが起きるのであろうか。以下に例を挙げてみよう。
- 自動車は止まる、事故を起こす、快適さが損なわれる
- エレベーターは誤動作し、人命を危険に晒す
- ロボットは止まるか、暴れだして周囲を破壊し、人間に危害を加える
- 医療機器は停止して手術ができなくなる、患者の状態を誤報する
- FA機器は間違った生産工程を行い、不良品を作る
- 計測器は、正確なデーターを計測できず、送信もできなくなる
- 電車の信号は、動作しなくなる、ATSは、不必要な停止を行う
- 銀行のATMは、動作しなくなる
- ビルの煙感知器は、火災の誤報を出す
- 携帯電話は、通信不能となり、ベルがなりっぱなしになる等する
- エアコンは制御できなくなり、快適性を損なう
- インターネットのモデムやルーターは通信不能になる
- 家庭電化製品も、その動きをしなくなる